基本情報技術者試験の科目B試験対策

基本情報技術者試験の科目B試験は、科目A試験よりも難易度が上がる、合格の壁となります。科目A試験の合格を無駄にしないために、こちらでは、科目B試験の内容や基本的な対策についてご説明します。

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目次

  1. 科目B試験の内容
  2. 苦手とする方が多いアルゴリズムとプログラミング
  3. 過去問が理解できない場合は科目A試験対策が不十分
  4. 科目B試験対策のポイント



科目B試験の内容

科目B試験の出題は小問形式で全20問、時間は100分となります。試験構成については以下の通りです。

問題数 出題範囲
16問 プログラミング全般に関すること
実装するプログラムの要求仕様(入出力,処理,データ構造,アルゴリズムほか)の把握,使用するプログラム言語の仕様に基づくプログラムの実装,既存のプログラムの解読及び変更,処理の流れや変数の変化の想定,プログラムのテスト,処理の誤りの特定(デバッグ)及び修正方法の検討 など

注記 プログラム言語について,基本情報技術者試験では擬似言語を扱う。
プログラム処理の基本要素に関すること 型,変数,配列,代入,算術演算,比較演算,論理演算,選択処理,繰返し処理,手続・関数の呼出し など
データ構造及びアルゴリズムに関すること 再帰,スタック,キュー,木構造,グラフ,連結リスト,整列,文字列処理 など
プログラミングの諸分野への適用に関すること 数理・データサイエンス・AI などの分野を題材としたプログラム など
4問 情報セキュリティの確保に関すること 情報セキュリティ要求事項の提示(物理的及び環境的セ キュリティ,技術的及び運用のセキュリティ),マルウェアからの保護,バックアップ,ロ グ取得及び監視,情報の転送における情報セキュリティの維持,脆弱性管理,利用者アクセ スの管理,運用状況の点検 など


合格基準は1,000点満点中600点以上であり、採点はIRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づく方式で行われます。

IRT方式とは、解答結果に基づいて配点を算出する仕組みになっています。
そのため、従来の試験のような、【1問何点】といった明確な採点基準は存在しません。
IRT方式を用いることで、異なるテスト間でスコアを比較することもでき、また、複数回実施・常時受験が可能となります。


苦手とする方が多いアルゴリズムとプログラミング

令和4年下期試験までの基本情報技術者試験では、午後試験は大問11問から5問を選び解答する、選択式を採用していました。
科目B試験で出題される、アルゴリズム、プログラミング、情報セキュリティの分野については、選択式の際も必須回答とされていました。
しかし、もし苦手な分野があっても、選択した他の問題で得点をカバーすることができました。

科目B試験では、小問20問全てに回答することが必要であり、また、苦手な分野がある場合は対策が必須となります。

実務経験がない方、IT未経験の方が挑戦する場合に、大きな壁として立ちはだかる分野がアルゴリズムとプログラミングです。IT知識をただ暗記しているだけでは、合格することは難しい分野であると言えます。

科目B試験では、科目A試験対策で身につけたアルゴリズムやプログラミング、情報セキュリティに関する知識をベースとして、応用的な設問に回答することになります。まずは科目A試験対策の知識をしっかりと身につけて、科目B試験の対策に取り組めるように基礎を固めておきましょう。



公開問題が理解できない場合は科目A試験対策が不十分

科目B試験の問題は、2023年4月から開始されるため、2023年10月現在、試験実施団体であるIPA(情報処理推進機構)から公開されている公開問題とサンプル問題しかありません。

ただ、同じ形式ではないとはいっても、過去の基本情報技術者試験の午後試験問題でアルゴリズムやプログラミング、情報セキュリティといった問題に慣れておくことは非常に有用な方法と言えるため、問題演習に取り入れておくことは必須です。

また、問題演習において、そもそも問題に出てくる内容の用語が理解できないといった場合は、科目B試験対策に進む段階ではないかもしれません。

前述していますが、科目B試験対策を行うためには、科目A試験を問題なく理解できる知識が必要です。更に、科目A試験を理解するためには、ベースとなるITの基礎的な知識が求められます。テキストや参考書を通読し、基礎知識を養いましょう。ITを利活用するすべての社会人を対象者としている、ITパスポートの取得をしてから臨むことも有効です。



科目B試験対策のポイント

科目B試験対策というとアルゴリズムやプログラミングの習得ばかりに注視しがちです。一方で、少々問題文が長くなる問題について、多くの参考書や解説サイトでは、「国語力」「読解力」が必要だと記載されています。

国語力が十分ではない場合、問題文の条件を正確に読み取れません。問題文を誤解していると、当然ながら回答も見当違いなものになってしまいます。

また、実際の現場が想定されている問題では、自分の会社の常識を当てはめてしまう例もあります。自社の常識はIT業界すべての常識とは限りません。違う立場から読解することも、科目B試験を通過するためには必要な心がけです。

こうした国語力や読解力自体は、小中学校で習うような基本的なものです。しかし、社会人になると抜け落ちてしまいがちかもしれません。テキストや参考書を読みながら自分の国語力・読解力に疑問を感じる場合は、主述や論理関係をつかむための国語学習をおすすめします。

***

過去問題からの出題が多い科目A試験に対し、科目B試験の内容は独学だと予測が難しいでしょう。科目B試験対策としては、基本的に科目A試験対策の知識を固め、国語力/読解力の向上で、得点を伸ばすことが重要です。

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