なぜ「STUDYing」にブランド名を変更するのか?

代表の綾部より、皆様へのメッセージ

通勤講座誕生の経緯とこれまで

 「通勤講座」は2008年にオープンし、今年で10周年を迎えました。現在では有料受講者3万人を超えて急成長しており、講座ラインナップも22講座を揃えるまでになりました。受講者の皆様や、これまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございます。
 元々通勤講座は、私が中小企業診断士の資格取得に失敗した経験から生まれたものです。働きながら忙しい日々の中で資格学校の大量の教材で勉強するのは難しく、2度の挫折をしました。しかし、試行錯誤を経て編み出した勉強法により、3度目は短期間で合格することができました。

 その失敗と成功の経験、そして編み出した勉強法のノウハウを全て注ぎ込んで開発したのが通勤講座です。忙しい方でも、スマートフォン、PC、タブレット、携帯音楽プレーヤーで受講できます。オープン後、毎年のように内容やシステムの拡張・改善を重ねてきた結果、合格に必要なすべての教材と勉強法がセットになった画期的な講座になりました。そして、現在では短期間で合格される方が続出しています。


通勤講座の今後の課題

 通勤講座の10周年を期に、当社では次の10年間の目標や戦略を再検討しました。
 当社のミッションである「学びを革新し、誰もが持っている無限の力を引き出す」を、さらに現実化していくために、何が必要なのかを深く検討しました。
 そこで重要なのは、「最も選ばれる講座になる」ことです。

そのために
『最も「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段』になる
というビジョンに沿って、教材や学習システム、サービスの開発・改善を行い、より一層人々の能力を引き出す取組をしていきます。

 また、これまでの通勤講座のイメージとして、受講する前の方は「手軽に勉強できる」「コストパフォーマンスが高い」というイメージが強かったようです。
一方で、受講者の方への調査では、この2つに加えて「分かりやすい」「効率的に学べる」「続けやすい」というイメージを持っていました。これらは、まさに当社が重視して取り組んでいる事です。

 しかし、受講する前の方には、こういった「分かりやすい」「効率的に学べる」「続けやすい」というイメージがあまり伝わっていないということが分かりました。つまり、受講前と受講後で、イメージのギャップがあることが課題でした。
また、難関資格や学生ユーザに向けた講座ラインナップも増えるにつれ、「通勤中の学習」だけでなく、様々な場面で、生涯にわたってキャリアアップをしたい方を支援していきたいという思いが強くなっています。

 講座の知名度に関しても、資格受験者の間で徐々に認知は広がっているものの、多くの方にとっては、まだ最初に思い出すブランド名とはいいがたい状態にあります。「最も選ばれる講座になる」になるためには、より認知を広め、資格を目指す方から最も信頼されるブランドになる必要があります。


ブランド再構築の決断

 こういった課題を解決するために、当社では、通勤講座のブランドの再構築をすることにしました。
 また、10年間使ってきた「通勤講座」のネーミングを変更するという重大な決断をしました。
 「通勤講座」という名前は私が考えたのですが、講座をオープンした当初は、我ながら良い名前だったと思います。
 何も説明しなくても名前を聞いただけで、「スキマ時間で学べる」イメージが湧くからです。この名前のおかげで成長できたと思っています。
 しかし、次の10年の成長のためには、ブランドイメージも変えていかなければいけません。

 苦楽を共にしてきた「通勤講座」の名前とのお別れは簡単ではありませんでしたが、長期的により成長していくために必要と思い切りました。
 「通勤講座」は無くなるわけではなく、より成長していくために「STUDYing」に脱皮します。そして、これからの社会で無くてはならないサービスになることを目指します。


「STUDYing(スタディング)」に込めた思い

 新しいブランド名を考えるのは、予想以上に大変でした。「通勤講座」が良い名前だっただけに、それを超える名前を付けなければというプレッシャーがありました。

 社内プロジェクトで何度も推敲・検討した結果、ついに全員一致で賛成するブランド名が見つかりました。

 それが

STUDYing(スタディング)ロゴ

「STUDYing(スタディング)」
です。
 誰もが自分の可能性を最大限発揮できるよう「学びつづける」ことを「応援し続ける」という意味で「学習」と「継続」を表す「STUDY」+「ing」としました。

 まさに、私達の提供するサービス「学習」に真正面から向き合うネーミングです。私は、スタディングという名称を見た時に、直感的に「これだ!」と思いました。
 また、ロゴについては、Dの文字がアイキャッチになっており、動画による学習の促進と、前に向かって進む原動力をイメージしています。


スタディングのブランドステートメント

 「学習を通じて、人々の可能性を最大化する」というミッションを実現するために、 スタディングは 「最も『学びやすく、わかりやすく、続けやすい』学習手段となる」ことをビジョンとして目指します。


スタディングが提供する価値

 スキルアップしたい・・でも忙しくて実現できない。
多くの人が抱えるこんな悩みを、スタディングは解消していきます。
 長年にわたって蓄積した効率的な学習法を元にした分かりやすい講座と、ITによる革新的な学習ツールを掛け合わせて、以下の価値を提供していきます。

  • いつでもどこでも学べる
  • 分かりやすい
  • 効率的に学べる
  • 続けられる
  • 成果を出せる
  • 高いコストパフォーマンス


今後に向けて

 私自身、ブランド変更を検討する過程で、当社が提供するバリューや当社の役割について、深く検討することができました。そして、新たなブランド名とブランドステートメントを旗印に、次のチャレンジの旅に出られることが、本当に楽しみになりました。

 この旅は、時に山あり谷ありかもしれません。しかし、目的であるミッション、ビジョンはブレずに進んでいきたいと思います。皆様に価値を提供し続けられるように、全社員一丸となって頑張っていきたいと思います。
 今後とも、ご指導、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

KIYOラーニング株式会社代表取締役綾部貴淑 綾部 貴淑 プロフィール

1971年千葉県生まれ。東京工業大学情報科学科卒業。日本オラクルを経て、IAFコンサルティングで企業業績管理のコンサルティングに従事。コンサルティング方法論を開発し、多くの企業で実績を上げる。

仕事のかたわら、能力を最大限に引き出す学習方法を研究し、自らその学習方法により短期間で中小企業診断士にストレート合格を果たす。

2008年より「KIYOラーニング」を立上げ、この学習方法を基に開発した「スタディング 中小企業診断士講座」を開講。2009年から独立し、ビジネスパーソンの能力開発や目標実現を支援するために、KIYOラーニングの事業を本格的に展開している。中小企業診断士。KIYOラーニング株式会社 代表取締役。